AIとファイナンス

AIとファイナンスの架け橋、それがこのブログの目指すところです。兼業投資家向けに、Pythonを駆使して株やFXの分析を「自分で」行えるようになるための情報を提供します。ニューラルネットワークを活用した市場予測から、実証済みの金融理論まで、全てのコードを公開し、誰もが活用できるように!是非色々なコードで遊んでみてください!

米国CPIのデータ取得方法とは【データ分析】

さて前回の記事ではCPIと日経平均株価の関係について少し書いてみました。ではこのCPIという指標が日本経済にどこまで影響があるのか(それとも全くないのか)を調べてみたいと思います。

いつもはデータ取得はPythonのyfinanceライブラリを使いますがCPIのデータのティッカーを残念ながら見つけられませんでしたので別の方法で探してみました。

今回はセントルイス連邦銀行が提供しているFederal Reserve Economic Data、通称FREDからダウンロードする方法をご紹介します。アクセスすると中央に検索窓が出ますのでここに欲しいデータを入力するだけで簡単にデータにアクセスできます。

FREDトップ画面

以下に検索することの多いデータの検索単語を書いておきますので使ってください!

米国CPI:消費者物価指数
CPIAUCSL:Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average (Monthly)

 

米国コアCPI:消費者物価指数(食料とエネルギーを除く)
CPILFESL:Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items Less Food and Energy in U.S. City Average (Monthly)

米国PCE:個人消費支出
PCE:Personal Consumption Expenditures (Monthly)

 

米国コアPCE:個人消費支出(食料とエネルギーを除く)
PCEPILFE:Personal Consumption Expenditures Excluding Food and Energy (Chain-Type Price Index) (Monthly)

 

さて今回は一般的にCPIと言われるものを見てみることにします。検索窓に「CPIAUCSL」と打って検索をすると一件のみヒットするので開いてみます。

FRED CPIの過去データ

ご覧の通り、CPIの過去データを見ることができました。また右上の「Download」からcsvやエクセルなど様々な形式でのダウンロードもできます。

次回はこのダウウンロードしたデータで、Pythonを使って色々と試してみたいと思います。

参考サイト

Federal Reserve Economic Data | FRED | St. Louis Fed (stlouisfed.org)